2011年 06月 15日
毎年ここへ:2:矢田の紫陽花
境内の奥、山の斜面を石段がくねくねと登っていきます。遍路道と名付けられたこのあたりには石仏や古い石碑もあり、とても良い雰囲気。
こういう場所で人通りの途切れる合間をねらった「待ち」のあいだに、はからずもいろんな人間観察ができることがあります。
身体の前についた杖に両手を添えて、じっと山肌を見上げる老紳士。傍らで額の汗を拭きながらその様子を見まもる息子らしき方の優しい顔・・・
かと思えば、「えーまだあんの?階段、もぉええわぁ」と、大きな声で息を切らせてぼやく母親に 「おかあちゃん毎年ここだけは観にこな言うてたやんかーガンバガンバ...」 などと笑いながら母親の大きなお尻を押して登っていく娘さんもいたり、ね。
本堂大屋根の甍が綺麗な文様を描いています
年々歳々花相似たり
歳々年々・・・・・
毎年毎年咲く花、咲くところ、そこには大切な意味があるのですね
こういう場所で人通りの途切れる合間をねらった「待ち」のあいだに、はからずもいろんな人間観察ができることがあります。
身体の前についた杖に両手を添えて、じっと山肌を見上げる老紳士。傍らで額の汗を拭きながらその様子を見まもる息子らしき方の優しい顔・・・
by wwmc
| 2011-06-15 17:35
| フォトブログ奈良