カエデの郷で

秋に写真を撮りながら「カエデとモミジという言葉はどう使い分ければいいんだろ...」といつも気になりつつ過ごしていたのですが、その答えがそこにはありました。

このGWに開園したばかりの奈良県宇陀市にあるWorld Maple Park 奈良カエデの郷 『ひらら』です。

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知人の紹介で訪れたこの公園は、旧宇太小学校の校舎と運動場跡を利用して作られました。
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ここには日本・世界から集められた千種類を超える!カエデが育てられ、植えられてるといいます。


そんなに種類が有ったの?という驚きとともに歩き始めた園内で
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気の遠くなるほど多彩なカエデのバリエーションに圧倒されました。


この施設を主として運営されているのがカエデ収集家としても世界レベルであるときく写真家:矢野正善氏。
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この日は氏を知人から紹介されたおかげで、お忙しい中、私たちにつきっきりで園内をくまなく案内してくださいました。



まあその知識の豊富さには驚くばかり。園内すべてのカエデの名前をそらんじて...
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というよりも、矢野氏が命名しているカエデもここでどんどん増えているようです。


もうこのあたりから私の頭ではついていくことができませんでしたが
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カエデの葉っぱから枯れ葉をむしりとったり、鉢の雑草をひき抜いたりしながら歩かれる氏のその様子は


まるで本当に我が子を慈しむかのような仕草でなさるので
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拝見しているこちらの心もずいぶん和ませていただきました。



かつて大阪市内の有名料亭の料理写真を主として手がけてられたというお話しは事前に伺っていたのですが
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この日園内を歩きながら、ぽつぽつと語ってくださったことのなかで


駆け出しの頃、かの高名な写真家:入江泰吉氏の助手を務めておられたことを伺い本当にびっくり。
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私のなかでは完全に歴史上の偉人である入江氏・・・氏の奈良の写真がかねてより大好きだったのです。


新緑のカエデの色はとても瑞々しく、心洗われる気持ちになりましたが
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また秋の紅葉時期にここに来てみたいなあ、とそんな気持ちでこの日の訪問を終えました。

Commented by y_merry at 2013-05-15 12:29
本当にカエデでもたくさんの種類があるんですね
旧小学校を利用しているところも魅力でちょっと行きたくなりますね
(あっ、虫がウズウズしているからヤバいかも!!)
で、「カエデとモミジという言葉はどう使い分ければいいんだろ...」
の答えは?私も違いが分からないので.....
Commented by WWMC at 2013-05-15 17:51
★merryさん こんばんは

少し長くなることお許し下さい。___
ひとことで言えば「いろんな使われ方がある」ということです。
でもそれじゃあ答えにならないので受け売り+Web検索で知ったことを列挙してみます。

1)まず、前提として学術的名称と一般の呼称は往々にして食い違います。
カエデの語源は蛙手(かえるで)から、すなわち葉っぱの形ですね。
ここに千種類以上もあるということからしてもカエデの名前が基本なのだな、
ということが今回解りました。花の雌しべが二つに種子が二つつく植物の総称が
カエデなのだそうです。
2)さて、かたや紅葉(もみじ)は秋に草木が黄色や赤色に色変わりする様を
「紅葉つ(もみつ)」という言葉で表現したのが万葉集にも出てくるわけで、
カエデのみならず草木が赤や黄色に染まっているのを、
そう呼んでもなんら差し支え無いことになりますね。
3)最後にもうひとつ。「楓」の文字をカエデと読むのは、もともと「ふう(楓)」という植物を
日本に伝えた人が誤訳をしてしまった結果であろうとのことです。でもこれとてもう私たちの
生活には馴染んでいるわけで、たとえそのまま使っていてもなんら問題ないでしょうね。
Commented by yaguchitenga at 2013-05-15 19:20
楓が春にも紅葉することを知ったのは
7年前ぐらいですね。ブログを立ち上げた時でしたね
鎌倉のお寺でしたね。それまでは秋しか見た事がありませんでした
しかし、こんなに楓ばかりを集めた公園があるんですね
びっくりです。秋は凄い事になっているんでしょうね
Commented by oldlens at 2013-05-15 22:27
おお、カエデの専門園があったのですか!
紅葉時には迷わずここへ出向けばよいのですね
耳寄り情報をありがとうございます
校舎も風情があります♪
Commented by 阿修羅王 at 2013-05-16 05:49 x
おはようございます。
なんか、凄い場所ができましたね。
それも半端ではない・・・ 秋になって色づいた時にどんな形相になっているやら、
時間が取れるようなら、ぜひとも伺いたいですね。
春に花が咲き始めた時と、
5月の新緑が深緑になりかけた頃、その時期が一番好きです。


Commented by kirafune at 2013-05-16 07:25
わあ、お話に伺っていたのは、
こういう所だったのですね~。
カエデとモミジ、どちらを使ってもいいのですね。
そんなに種類がいっぱいとは、びっくりです。
覚えられない~。
ひとくくりに「カエデ」「モミジ」の言葉があって、よかったです。
若木が育って、何年もしたらと想像すると、
これからがまた楽しみな場所ですね。
ご紹介、ありがとうございました。
Commented by WWMC at 2013-05-16 08:00
★ yaguchitengaさん おはようございます

おっしゃるとおり、今を盛りのカエデのなかにはご覧戴いたように
赤や黄色オレンジ色と様々な色がありました。ある方に言わせると
春こそカエデの鑑賞の季節なんだそうですよ。こちらは、まだ
若木が多いので、数年したらきっと素晴らしい景観になるんだろう
なあ、とながめておりました。
Commented by WWMC at 2013-05-16 08:03
★oldlensさん おはようございます

ここは、なんというか図鑑のような場所ですね。だからカエデが
好きなかた、盆栽などされている方には垂涎の場所でありましょうね。
写真好きのかたには、いまひとつ被写体に戸惑うかとは思いますが
確かにゆるりんとした場所なので貴兄のお好みかも(*^_^*)...
ですね。
Commented by WWMC at 2013-05-16 08:06
★ 阿修羅王さん おはようございます

さすが、阿修羅王さん、ツウは新緑のころを好まれるようですね。
ほんとに矢野氏の取り組みは真剣そのもの。いろんな方の
サポートもあるようで、これからが楽しみです。でも、まだね
出来たてで若木が多いので、数年先には、ぜひ一度ご訪問ください。
Commented by WWMC at 2013-05-16 08:10
★kirafuneさん おはようございます

あまりにトンマな質問をするのもと思って聞きそびれたのが...
「私たちがお寺でよく見かけるカエデ、あれはなんと呼べばいいのでしょう?」
って質問。お尋ねすると、きっといーっぱい答えが出てきて
結局わからなくなりそうでした(^^;)。ま、いままでどおりで
まいりましょう。
Commented by doitsuwine at 2013-05-16 12:02
私は校舎の方に興味があります。
木造建築の暖かさを今時の日本人は知らない。
そればかりか、古い建物はすぐに撤去してしまいますよね。
私の町も然り。
東京駅もあれだけの莫大な金額を使って復元するんだったら昔のままにしておけばよかったのにと思います。
この例のように再利用をして残す、そんな工夫と努力が必要だと思います。
Commented by arak_okano at 2013-05-16 18:59
アラックは、勉強に読書などの知識のレベルの低さと頑張りがなくて全くだめなんです、カメラの説明書もまず読まないし。今使っている、D600も7Dも同様でして、感覚的に撮るだけなんですね。でも、お話しを聞くのは大好きです。
Commented by WWMC at 2013-05-17 07:42
★doituwineさん おはようございます

おっしゃるように私もじつは校舎の写真を内部を含めてもっと
撮りたかったんですが、さすがに案内してくれてる方にちょっと
ナニかと思いこのときは遠慮した次第。古い木造建築には私も
興味あります。
ただ、先日東京に行った際、少し撮影させてもらった丸の内の駅舎
関西人にとっては古いのをあまり知らないせいか、けっこう好ましく
映りましたよ。
Commented by WWMC at 2013-05-17 07:44
★アラックさん おはようございます

似てます、貴兄にとても似てます私(^^ゞ 理屈っぽいところも
多いのですが感覚的にうごくのも性に合ってる気がするのです。
by WWMC | 2013-05-15 08:17 | フォトブログ奈良 | Comments(14)