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道東の夏2011:5:静澄

摩周湖展望台から続くワインディングをくだり、ひなびた温泉町を通り抜けたら、そこはもう屈斜路湖の湖岸道路。

車も人もほんとに他に居るのかな?というぐらい静かで美しい並木道が続きます。並木の陰からは静かな湖面がすぐそこにちらほらとかいま見え、とても爽快。

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この日の午後は、屈斜路湖に源を発する釧路川のカヌーツーリング。少し早めに着いてお昼を食べたあと、湖岸をちょっと散策


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眼前にひろがる屈斜路湖の湖面は、鏡のようにという表現がぴたりとくるほどのなめらかさ。この湖はとても遠浅なのだそうです。この辺りの人には「泳ぐ」というレジャー感覚があまり無いらしく、水泳をしている人はまったくといって良いほど居ないそうですが、本来なら水遊びに適した湖なのでしょうね。

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水辺まで降りてみると、その澄み切った湖水にまたまた感激。しかし、ほんとに人が居ない、静か・・・


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緑の陰から、ゆらゆらと遠くへひろがっていく水脈を眺めたり、


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アイヌのチセを撮らせてもらったりしながらゆっくり時間をつぶします。ああ、極楽・・・


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さてそろそろスタート時刻、一艘だけの舟出です。この小さな入り江にカヌーを浮かべ湖へ漕ぎ出します。



次回はカヌーで下る釧路川源流の風景を

by wwmc | 2011-08-31 17:32 | フォトブログ:: | Comments(8)

道東の夏2011:4:湿原と岬

私はずっと誤解していました、全く正しく理解していませんでした・・・湿原というものを。


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この日のNatureTreckingのメンバーは小学校低学年の兄弟2人をつれた若いご夫妻と私の5名+ガイド氏。
小雨降る中、森の中を歩くこと小一時間。やっとこさ湿原のはじっこに辿り着いた瞬間です。


釧路湿原の深部には人が入れない・・・この「入れない」には二つの意味があります。
ひとつは国の定めた「特別保護地区」であるため。そしていまひとつは、入っていくことに大きな危険を伴うことです。
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途中の森の中で、驚くべき光景を見せていただきました



「そこに立っててください」と言ったガイド氏がほんの3歩ほど脇道に分け入り、持っていたストックを地面に突き刺しますと、たちまちズブズブズブと束のところまで入ってしまいました。思わず声を上げた私たちにガイド氏はさらにほんの2mほど先を指さし「もうそのへんまで行くと足がこんなふうに沈んでいきますよ」と...

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今回私たちが辿り着いたのは、釧路湿原の最深部にある二つの「岬」のうちの「キラコタン岬」です。この岬という名称は、古代海であった湿原に指のように突きだした陸地部分を指すわけです。

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なるほど、こうやって「海」にあたる湿原を間近で眺めると、岬という感覚がぴたりとあてはまります。実は前回のBlogの一枚目にこの「岬」の様子が写っています。

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この日は、キラコタン岬の突端の3つの高さのレベルから、湿原の深部を見せて貰うことができました。視点が異なるとそのたびに新たな感動が湧き起こってきます。小雨が降り霧も出始めるなか、何度も何度もシャッターを切ってしまいました。

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高みから眺める湿原の印象は、まるでアフリカのサバンナのよう・・・



でも、実態はまったく違っています。 「歩いて移動する大きな動物」を絶対に寄せつけない仕組みになっているわけです。
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ここで謎が一つ解けました。なぜタンチョウが湿原を住処にするのか、なぜ湿原を守ることはこうした稀少鳥類を守ることになるのか、、、


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湿原がタンチョウを守っているのですね


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はからずも、人間の小ささと自然の大きさ深さを心底から知ることになった、この日のトレッキングでありました。

by wwmc | 2011-08-29 18:26 | フォトブログ:: | Comments(8)

道東の夏2011:3:動物たちの朝

湿原に住む動物たちの朝は早い・・・・ので、それを観に行く人間も(^^ゞ早起きせねばなりません。

トレッキングに出かける面々は4時半頃そぉ~っとベッドを抜け出し薄明かりの中でパンをもぐ、コーヒーぐびっ、そして5時に出発です。

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タンチョウという鶴は世界中でおよそ3千羽、そのうちの千羽以上がこの村にいるんですと聞き、まずはへーと感心・・・鶴が居るから鶴居村、、、なるほど。


この日は経験豊富なガイド氏のおかげで沢山の知識を得ることができました。この方、タンチョウの写真では有名な写真家でもあります。

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実はタンチョウがこちらのように3羽で居ることは珍しいのだとのこと。ガイド氏も愛用の5DMkIIを取り出して、カシャカシャ撮ってられました。

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これが本来のタンチョウの生体。 彼らは必ずつがいで行動します



もう一つの特徴は各々のテリトリーがきわめて厳格に守られること。そしてタマゴは2個しか生まない。すなわちタンチョウ一家は四羽またはそれ以下、と決まっているそうです。

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彼らの本来の住処は、湿原のまん真ん中。そして、このように早朝だけに餌場や湿原周囲の牧草地に餌を食べに来るのだそうです。

餌場のテリトリーの広さは4Km四方にも及ぶため、各農家に一つがいてな具合になるわけで、農家の方々は「ウチのタンチョウは…」なーんていう呼び方をしたりするんだそうですよ。

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頼むから立ってくれ!と念じつつ望遠レンズをのぞいておりますと、一瞬すくっと...




鶴居村には本当に人が少ない。まじめな話、人に会うより牛に会う方がずっと多い(^^)

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丁度、朝の搾乳を終えて餌を食べに牧場に出てきた牛達。しかしここの牛達は、とてものんびり。まったくこちらをこわがりません



さて、牛が一日に出すミルクの量ってどのくらいかご存じでしょうか・・・
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少ない牛でも40Lぐらいは軽々なんだそうですよ。コンテストに入賞するような立派な乳牛だと60Lを超えるんだそう・・・またまた一同ほ〜〜と感心し、改めておっぱいを眺めてしまいました(^^)



あ、エゾシカです!…小さく叫んで、車を止めるガイド氏。でも、、、さっそく気付かれてしまいましたね

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鹿がすごく増えているという北海道の人たちにとっては、なんてことのない風景なんだろうとは思いますが、奈良公園の鹿を見慣れた私には、エゾシカの姿がとても新鮮にうつりました。

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川縁の木の葉をついばむその鹿は記憶の中のバンビちゃん、そのもの


そのバンビは、最後に挨拶するかのようにもう一度こちらを振り返り、それからピョンピョンっとかろやかに森の中へと消えていきました

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次回は、いよいよ釧路湿原の最深部にせまります

by wwmc | 2011-08-26 18:10 | フォトブログ:: | Comments(8)

道東の夏2011:2:駈けていこう

旅の二日目は乗馬です。

早朝の鶴居村を抜け釧路湿原のすぐ際にある「鶴居どさんこ牧場」にでかけました。

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牧場の朝は、きりりとしていて、なんだか気持ちも引き締まります



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この日は朝から夕方まで乗せてもらえる中級コース。乗馬をされた方ならおわかりでしょうけれど、馬上から見る風景は格別。とても視点が高いので爽快感があふれてきます。

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こんな牧草地の脇を走ったり、森の中をくぐり抜けたり、笹や蕨の生い茂る草原をかきわけて、、、


さあ駈けていこう・・・そんな気分です(*^_^*)」


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休憩中の道産子達。 この日教えて戴き私が初めて知りえたこと・・・それは、よくニュースなどでみかける「ばんえい競馬」に登場するあのずんぐりとした馬たちは、純粋な道産子とは少し違うということ。この牧場に居る馬たちこそが典型的な道産子なのだそうです。

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道産子の特徴は、いろいろあって驚かされることばかりでした。まずは、彼らの無類の身体の強さ。道産子は厩舎ではなく年中外で暮らします。それにほとんど病気やけがをしないそう。二番目に驚いたのは、なんと道産子の主食がこの笹だということ。パンダだけやないんや…

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この日の我が相棒:ジュピターくん(*^_^*) ちょっと歯をむき出して、ニッとみなさんにご挨拶


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ジュピターは食欲旺盛でぴょんぴょん跳ねて元気そのもの


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でも休憩中に鼻先をこちらにこすりつけてくる甘えん坊でもありました。



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この日の最終目的ポイントは釧路湿原の最深部をかいま見ることができるこの丘の上・・・ここでいただいたお弁当の美味しかったこと!

帰り道かなりスピードも出させてもらえ楽しかったのですが、牧場に着くころにはさすがにちょっと腰が…(^_^;



この次の日は湿原の最深部のひとつ「キラコタン岬」へトレッキングを計画・・・よければまたご覧ください

by wwmc | 2011-08-23 19:07 | フォトブログ:: | Comments(10)

道東の夏2011:1:草原

いくつになっても夏の休暇は格別です。何ヶ月も前から旅の計画をしては練りなおし、けっこう出発前にも楽しんだりして . . .

今年私は、生涯初めての道東に向かいました。


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今回の目的はドライブ・乗馬・トレッキングそしてカヌー。まず訪れたのは釧路湿原の北西部にある鶴居村です。


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盛りだくさんの今回の旅でしたが、一番感動し、一番心に残った景色、それは、どこまでも拡がる牧草地の風景でした


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一昨年訪れたニセコ〜羊蹄山のふもとの風景も、それは雄大で素晴らしいものでありました


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しかし、今回の道東の風景にはそれをうわまわる大きさ広がりを感じました


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どこを走ってもどこを見回しても周囲には牧草地がたゆやかにうねりながら地平線まで続いてます。丘の稜線には小さな樹木がぱらぱらと植わっていて・・・もうたまりません。いつもまでもそこにいて眺めていたくなります。

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今回借りだしたのはまだ走行900kmそこそこの新車


この青いWingloadとともに見た道東の夏風景をしばらく続けてまいります

by wwmc | 2011-08-21 11:45 | フォトブログ:: | Comments(12)

草いきれ

  【草いきれ】草むらが夏の強い日ざしを受けて発する熱気。


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…と、辞書で読むかぎり、あまり良い気分の言葉ではないのですが・・・


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真夏にのびのびと繁茂している草花や木々の緑を目にするのは、決してわるいもんじゃあないですね


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おとなりの煙突です
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おとなりの窓
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以上、なんてことのない(^^ゞご近所の夏もようでした




まだまだ夏は続きます...

by wwmc | 2011-08-12 18:00 | フォトブログ大阪 | Comments(16)

夏の花::ご近所2011

いえ、ちょっとご近所を散歩しただけです。西暦までつけるほどのこと無かったですね(^^ゞ



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この季節、あちらこちらの庭先や街路樹がこの花で賑やかに・・・


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燃えるような、という言葉が似合いそうな あか


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電車道の土手をおおうように咲くオシロイバナ・・・むかし小学校のころ、帰り道にこの花で遊んだ記憶があるのです

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たしか萼から外して根元から息を吹き込んでふくらませて、風船のようにぽんっと破裂させたんじゃなかったかなあ…


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じつに他愛のないことを楽しめたころ、、、遠く過ぎ去りし時



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名前知らずの黄色い花_もうちょっとだけ、続けさせてください

by wwmc | 2011-08-09 18:36 | フォトブログ大阪 | Comments(2)

夏の花::西ノ京2011

みなさんにとっての夏の花は、なんでしょう。


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私が思い浮かべるのはまず蓮花、、、そしてこのノウゼンカズラです。


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薬師寺脇の白壁に、こぼれ落ちるように元気よく咲いてるのを見つけました


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5~6年前まではまったく眼中に無かった花だったのですが、あるとき鎌倉に住む従兄弟が送ってくれたこの花の写真を見た瞬間、大好きになってしまいました。

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薬師寺と唐招提寺はともに南北に位置していて、散策をしながら両方のお寺を訪れるのにちょうど良い距離です


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道すがら見かける花々も、夏、ですね。


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この花はもうそろそろおしまいかな...


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あんなところにカラーの花・・・側溝も青空が写ると綺麗


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薬師寺も夏本番...


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今回の奈良シリーズはこれにて了。ご覧くださりありがとうございました。

by wwmc | 2011-08-06 16:03 | フォトブログ奈良 | Comments(6)

唐招提寺の夏:4:ゆとり

どうしてここに来るとこころが落ち着くのかな、とふと思いました。


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それはこのお寺の「ゆとり」なのかもしれませんね。


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東大寺あたりの喧噪や、土産物屋が軒を連ねるような光景もここにはないし


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お寺の方も訪れる人たちも、どことなくゆったりとしてる、そんな西ノ京が好きです。


さてこの日は、薬師寺の近くのPに止めた車へ向かう途中、畑の中にこんな見事な蓮が…


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帰りは、薬師寺の二つの塔を見晴るかすことのできる、小粋なカフェに立ち寄り


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自家製Bagleと冷たい飲み物でまったり


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次回は薬師寺のあたりもほんの少しご紹介・・・

by wwmc | 2011-08-02 17:29 | フォトブログ奈良 | Comments(4)