2013年 06月 21日
雨の智積院 :2: ぬれて紫陽花
降り続く雨の中、あたまにタオルを巻き濡れ鼠になりながら一所懸命に柱に竹竿を結わえ付けている
見習い僧とおぼしき青年に道を尋ねました。
「あの、紫陽花はどのあたりに咲いてるんですかね...?」 *photo clickで拡大*
作業中の手を止め、しかめっ面で振り返った彼。ああ...とにっこり微笑んだかと思うと 私の横まで出てきて下さり、袈裟をまくり上げた両腕を前方にかざしながら
こんなふうに教えてくれました。 「金堂の右手を奥へずうっと入ってってもろたら...左右にざぁーっと、咲いてます」
ありがとう! 咲いてました(*^_^*)
いやあ嬉しかったなあ、なんか。 ざぁーっと、なんてね...
ほんとは尋ねなくても解かりそうだったんだけど *photo clickで拡大* ひょっとすると彼のこの言葉が聞きたかったのかもしれません。
日照りが続いてたせいか、まだまだ紫陽花の咲きかげんは良くありませんでしたし 雨で背中はぐっしょりでしたが、おかげで楽しい撮影になりましたよ。
帰りがけ、ちょっと挨拶していこうとさきほどのところに立ち寄りましたが もうそこに彼の姿は無し。
いまごろ次の仕事場まですっとんでって作業してるのかな...頑張ってね。 「了」
見習い僧とおぼしき青年に道を尋ねました。
by wwmc
| 2013-06-21 18:00
| フォトブログ京都