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道央の夏2015:2:湖面へそして林の中へ

旅の2日目は早朝からシーカヤックでの湖上散策+トレッキングのガイドツアーへ。然別湖の東岸に位置する天望山の麓へ湖面を漕ぎ渡って上陸し、そのまま隣の東雲湖までトレッキングという贅沢なメニュー。

この朝は見事な晴天、いやぁ出発前にはこんな空を拝めるとは思ってもみませんでした。説明もそこそこに私たち四人は二艘のカヤックに分乗して湖面へと滑り出します。

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これまでにも北海道で幾人かのネイチャーガイドの方にお世話になりましたが

なかでも今回のガイドMさんはとびきりのベテラン。

おまけに彼は写真家でもあったのです。これが私にはとても幸運でした。



出艇前に 「もちろん自己責任でですが一眼レフカメラ積んでってもいいですか?」とおそるおそる尋ねますと
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もちろん!という嬉しいお返事とともに、これ使ってくださいとゴミ用の大きなビニル袋を貸してくれました。



おかげでゆらゆらゆれるカヌーを漕ぎつつ足の間からカメラを取り出しては撮影するなんてことができたのです。
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低いレベルから見上げる湖上の空は広く爽快でそして「天候が見える」ということを知りました。



「そちらに出てきた積乱雲に向かってほら、あっちの雲がもうすぐ流れてきますよ」という説明のあとしばらくすると
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すうっとあたりがボンヤリして雲に包まれたのが判り、頬にあたる細かい水滴を肌で感じました。 * PhotoClickで拡大 *



このトレッキングコースはさほど長くはないのですが幾種類もの植生を目にすることができる面白さあり。
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まずは下生えの笹に覆われたミズナラやカエデの木々が茂る優しい表情の林を歩きます。  * PhotoClickで拡大 *



しばらく歩くと周囲の地面には苔が目立つようになります。表面を手で押してみるとふわふわの分厚さ。
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火山活動で形作られたと考えられている然別湖周辺の山は大小の岩石が積み重なり、その表面に様々な植生が形成されました。



そして今回一番驚かされたのが、山肌に無数に口をあけたこの「風穴」でした。
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このあたり山の深部にはなんと「永久凍土」があり、そこから岩の間を通り抜けてきた低温の冷気が



あちこちの風穴から常に吹き出しているのだそうです。
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この日のガイドさんの温度計実測でもなんと2度の冷風が吹き出していました。



こんなに不思議な自然の造形をこの歳になるまで知らずにいたとは、いやはや。
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中央奥に白っぽく見えるのはヒカリゴケ、肉眼ではもう少し青みがかり不思議な光りでした。




さらに丘を登っていきますとまたまた周囲の様子ががらりとかわり広葉樹は少なくなり大きな岩が目立つようになります。
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やがてガイド氏の予告通り一行はすっぽりと雲の中へ。あたりには高山植物やエゾマツが沢山生えています。



この腰ほどの丈のエゾマツ...いったい樹齢何年くらいだと思われますか?
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答えはちょっと下に書いておきますので想像してみてくださいね。 * PhotoClickで拡大 *













なんとこれですでに百年以上だそうです・・・気の遠くなるような年月がここには積み重なっているんですね。

by WWMC | 2015-08-20 19:44 | フォトブログ::